アクセス メール リンク集
サイトマップ 個人情報保護方針
ホーム 全電線とは 組織体制 ニュース 活動紹介 電線ネット
ニュース
第192回中央委員会 海老ヶ瀬 中央執行委員長挨拶
はじめに
中央委員会にご出席の中央委員、並びに傍聴者の皆さん、お暑いなか大変ご苦労様です。
全電線 第192回中央委員会の開催にあたりまして、中央執行部を代表し、一言ご挨拶をさせていただきます。

本日の中央委員会は、「2015年春闘総括」の審議と第69回定期大会議案の予備提案が中心でありますので、「2015年春闘」と「2015年度の運動方針補強(案)」を中心に、挨拶をさせていただきたいと思います。

とりまく情勢
まず、足下の取り巻く環境であります。

日本経済については、緩やかな回復基調が続いており、個人消費や設備投資、住宅建設が持ち直しているとし、基調判断を維持しております。
先行きについては、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待されますが、中国経済をはじめとした海外景気の下振れなど、わが国の景気を下押しするリスクに留意する必要があるとしております。

電線業界につきましては、2014年度の銅電線出荷量が72万3千㌧と、昨年と比べ増加し、2年連続で70万㌧を超える水準となり、収益環境につきましては、昨年度の通期決算からの比較では、企業毎にバラツキがあるものの、産業全体としては、改善基調との認識であります。

産業動向につきましては、建設関連需要を中心に増加傾向にあるものの、引き続き「成長分野へのシフトと海外展開の拡大」を推進しており、また国内においては光ケーブルをはじめとした「国内需要縮小による事業の見直し」など、「産業構造の転換」についても、現在進められている状況であることから、これらに対応する幅広い取り組みも、していかなければならないものと考えます。

「2015年春闘」について
二点目に、すでに終結を見ました「2015年春闘」についてであります。

当時の情勢としましては、日銀の消費者物価上昇率2%を目標とする量的金融緩和強化をきっかけに、円高の是正と株価の上昇、金利の低下が進み、輸出の拡大、投資の回復など明るい兆しがみえはじめていましたが、2014 年4 月の消費税率引き上げ後の反動減と税率引き上げによる需要の冷え込みにより、個人消費の停滞が予測以上に長引き、景気回復に足踏みがみられる状況となっていました。
そのようななかで、電線産業の実態や各単組の状況把握を行い、意見交換に努めながら、春闘に取り組んできたところであります。

交渉段階におきましては、経団連を始めとする経営側の考え方は依然として「総額人件費」についての慎重な姿勢は変わっておりませんし、「電線労使」の交渉につきましても、会社の持続的な発展に責任を持つ経営の立場としては、将来にわたり原資増につながるベースアップの実施について、企業実態を踏まえ冷静に判断しなければならないとの考え方が示されたわけであります。

具体的な取り組みでは、「雇用の維持・確保」を最優先に、「賃金」につきましては、「賃金構造維持分の確保」を図ったうえで、2年連続での「賃金引き上げ」に取り組むこととし、年間一時金についても、これまで同様、全電線の政策に沿って取り組んできたところであります。各単組におきましては、全電線方針として掲げた、賃金引き上げの要求主旨をご理解いただき、取り組んでいただいたことに対しまして感謝を申し上げます。

その結果、賃金につきましては、全単組で「賃金構造維持分の確保」が図られましたし、賃金引き上げを昨年より12単組多い25単組で獲得し、そのすべての単組において昨年を上回る水準を獲得できたことは、世間の実態からすると、一定の評価ができるものと考えます。

年間一時金につきましても、「生活安定につながる水準」この視点からは、まだ十分ではないものの、産別ミニマムを昨年比4単組増の20単組で確保するとともに、23単組で昨年月数以上の回答を引き出したことは、精力的に交渉を進めてきた結果として、一定の評価が得られるものと考えます。

このように、2015年春闘は、企業収益、操業状況なども含め、改善基調であるなかでの取り組みとなりましたが、全体としては「一定の理解が得られた」ものと、受け止めているところであり、各組合の交渉努力に改めて御礼申し上げます。

「2015年度の運動方針補強」について
三点目は、「2015年度の運動方針補強」についてであります。

全電線として「中期基本政策・2010年代の指針と方向」に基づき、「2015年度の運動方針補強」を策定してまいりました。
その、特徴的な項目として、まずは「経営・雇用対策」についてであります。
このところの雇用動向をみますと、日本全体としては改善しているものの、電線業界としては、国内需要が大きくは伸びていないこともあり、採用状況を見ますと世間と比べ低い状況ではないかと考えるところであります。

全電線と致しましても、電線経連等への具体的な要請と、情報交換の実施など、引き続き「経営・雇用対策」を強化するとともに、各単組の実態把握と併せ、支援・指導の強化などの対応を図っていきたいと考えております。

「退職金」について
次に、「退職金」についてです。

後ほど中央委員会の議題で提案いたしますが、2014年度の政策委員会において、退職金について論議・検討してまいりました。その中間報告を含め、今後においても退職金の位置づけから、考え方、さらには春闘での取り組み方まで、幅広く話していきたいと考えており、全電線全体が前進できるよう答申としてまとめあげてまいりたいと思います。

「政治の流れを変える運動」について
最後に「政治の流れを変える運動」についてであります。

足下の政治情勢でありますが、衆議院において安保法案の採決が強行され、今後参議院においては「生涯派遣で低賃金」を拡大させる労働者派遣法改正案、衆議院においては「過労死促進法」とも言える労働基準法等改正案の審議が進められていくことが予想されます。このような労働者にとって改悪となる法改正が強引に推し進められることのないよう、今後はより良い政治判断が求められている状況ではないかと考えております。

それには、来年7月に予定されております第24回参議院議員選挙につきましては、今日までの経過等から、本日の中央委員会で提案させていただきます、電機連合出身の「矢田わか子」さんを全電線として組織推薦し、全力を挙げて応援していきたいと考えます。

我々、勤労者の代表として、国政の場へ意見反映を行い、私たちの求める「国民本位の公平で公正な社会」、そして「生活者・勤労者を基盤とした政策実現」を果たすため、積極的に取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

おわりに
以上、「2015年春闘総括」、そして「2015年度の運動方針補強」として触れさせていただきました。
もちろん、これまで培ってまいりました「運動の基本」、これらに基づきながら、取り組んでいく考え方でありますし、今後の「運動方針オルグ」も含めて、十分ご理解を頂くなかで、来月開催されます「第69回定期大会」に臨んでいきたいと考えます。

これらに対する今後のご対応と、引き続き、全電線中央に対する、ご支援・ご協力をお願い致しまして、中央委員会開催にあたっての挨拶とさせていただきます。

本日はよろしくお願いいたします。



△このページのTOPへ戻る